告解の日/アラン・フォルサム

先日の日記にもちょっと書いたのですが、
アラン・フォルサムの『告解の日 上下』を読みました。
若き枢機卿秘書のダニエル神父がハリウッドのセレブ御用達の弁護士
である兄ハリーのもとへ”どうしたらいいのか分からない、怖いんだ”
と連絡してきたことからお話がはじまります。
しかし、ハリーは仕事が忙しく自宅の留守電のメッセージを聞いたのでした。
この兄弟は子供時代のある出来事をきっかけに気まずくなり
8年ほども音信不通だったのですが、その弟から連絡があったのです。
兄のハリーは留守電を聞き、ただ事では無さそうだと
何度もローマに連絡を試みますが、肝心のダニエル神父はつかまりません。
そんな不吉な胸騒ぎを感じるハリーのもとへローマからもたらされたものは
弟のダニエル神父はアッシジへ向かうバスが事故を起こし炎上、
その犠牲になった、という報告だったのです。
この後、ローマへ渡ったハリーは色々ありましてイタリアの警察と
ヴァチカン警察、マスコミ、そしてテロリストからも
逃げなくてはならなくなるという逃亡劇、サスペンスです。

どうしてこんなのが映画にならないのか不思議なくらい映画っぽいです。
キャラクターも好感が持てます。
兄のハリーは親友と弁護士事務所を設立して
がんばっているビジネスマン。弟は10代はグレていたのに
今では神父でしかも枢機卿の秘書にまでなっている。
……優秀な兄弟だなあ!
ハリーと一緒に逃げることになる修道女のエレーナも素敵です。
しかし、本当の主役はダニエルのボスのマルシアーノ枢機卿かも。
彼がダニエル神父に告解しなければ、ハリーとエレーナの
逃亡劇ははじまらなかったのです。
どんな告解だったか? それは言えません。
告解には守秘義務がありますから(笑)
興味を持たれた方は是非、ご一読を。
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by toko_hamura | 2005-06-03 15:32 | 読書
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